エッセイ

2009年3月29日 (日)

友人との再会、絵本カフェ“マ・プレフェレ”

3月終わりの土曜日、薄日はさすけど冬に逆戻りのような気温の中、数年ぶりに会う友人と銀座で待ち合わせました。仕事で帰宅が夜中の11時近くのこともよくある彼女は、体調の不調もありなかなか会えませんでした。でも、この日は色々な偶然もあり、体に良いコース(?)となりました。まず、お昼を「響」という野菜バイキングのお店で頂きました。一品メインのお料理を決めると後は野菜たっぷりのお惣菜や朝採り野菜のバイキングで、好きなように選べます。ふろふき大根とかおからとか、ダシでさっと湯がいた葉物とかメニューは多く、女性のお客さんがほとんどです。ここはお客さんが待っている状態なので、ゆっくり話せる場所へ移動しました。

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彼女が連れて行ってくれようとしたスターバーの前に新しそうなカフェがあったので、二階にあるそのお店に行ってみることにしました。「菓楽(カラク)」というお店で、私たちが注文したのは玄米100%で仕上げた玄米ロールでした。薄力粉は一切使用してないとのことですが、フワフワとしたやさしい味のロールケーキと共に、おしゃべりに花を咲かしました。「このお店、たぶん紹介されていた有名なお店で、探したけど見つからなかったお店だと思う」と話の合間に彼女が思い出したようで、偶然でしたが行きたかったお店を見つけることが出来たようでした。

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実は、最近流行っている絵本カフェのお店で“マ・プレフェレ”というお店に行くのも今回の目的の一つでした(ここ)。約2000冊の仕掛け絵本を置き、執事喫茶などを展開する「ケイ・ブックス」が運営していると新聞にはありました。いよいよ、その絵本カフェに歩いて行くことにしたのですが、あると思ったところにカフェはなし・・。通りすがりのお店の人に聞いても知らないということで散々迷ったのですが、カラクというお店からまっすぐ行って左に曲がればすぐだった、と後で気づき笑ってしまいました。でも、思わぬ銀座散歩は、きっと体に良いはず(負け惜しみ)で、店員さんも執事(?)さんもおしゃれな制服を着ているので写真を撮らせて貰いました。そして、紅茶やらケーキセットを注文したら暫し好きな絵本の世界に浸る事にしました。アカデミー賞 短編アニメーション賞を受賞した「つみきのいえ」もありました。ゆっくり読ませてもらいましたが、良い話ですぐに絵本の中に入っていきまいした。懐かしい絵本やら仕掛け絵本などをたっぷり楽しみ、絵本は大人のためにもあることを再確認しました。

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店員さんはクラシカルな衣装です。

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「ちいさいおうち」も大好きな絵本でしたが、結末のところを覚えていませんでした。幸せな結末というのは嬉しいものです。

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「眠れる森の美女」の仕掛け絵本、結構リアルな描写で驚きます。

久しぶりにゆったりした時間を過ごせました。Yさんまた会おうね。

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2009年3月26日 (木)

心に残る絵本

趣味は何かと聞かれると、「読書」と迷わず言えた期間がだいぶありました。好きな作家の本は何冊も集中して読み、本屋で本を探し、その本がある間は読む楽しみがあるので幸せでした。
その頃から絵本も読んでいました。本を読んでも何になるのか、と思った事もありましたが、読み返しやすい絵本は、年を重ねると別の受け取り方があるように思えてきました。絵本は内容だけではなく、絵も重要な要素になってきます。好きな歌の歌詞が気になるように一対をなしているように思います。
「百まいのきもの」ここ)は、心に残る一冊です。
<ワンダ・ベトロンスキーという変わった名前のその子は、だれも友達がいなく、いつもはげちょろの青いきものを着ています。その子が、クラス一の人気者ペギーとその友人マディーに「家に100まい服を持っていてならべてある」と言った事から、ワンダをからかうようになります。>
ワンダの家は貧しく、とても100枚も服があるとは思えないのですが、ワンダの家には100枚の服が本当にあったのです。昔ははかなげなタッチの絵とともに、悲しいお話の様に思っていました。でも、最近読み返してみて、弱い人がいていじめられていたら助けてあげるような善人のペギーやマディーが、段々一人ぼっちのワンダを困らせるだけでなくいじめていってしまう様子が実によく書かれています。子供にも、そして目に見えるものに注意を奪われ、想像力を失くした大人にも読んで欲しい絵本です。

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「りゅうになりたかったへび」ここ)は、結婚を控えたカップルに送りたい絵本です。貧しい小さいおじいさんと小さいおばあさんが仲良く暮らしているほほえましい話です。りゅうになりたいために修行していたへびをおじいさんが怒らせた事から災難がやってくるのですが、ここに出てくるおばあさんが実に可愛らしいのです。すごい知恵がある訳でも、力がある訳でもないのですが、へびはおばあさんに振り回され、ついにはおばあさんはへびからおじいさんを助け出し、ハッピーエンドで物語は終わります。色んな誘惑にフラフラしながらおじいさんを想う可愛らしいおばあさんは、丸木俊さんの独特の絵とともに心に残る絵本です。おばあさんを想うやさしいおじいさんと、チョコレートボンボンが大好きな可愛いおばあさんの夫婦は老後のほのかな希望の様に思えます。

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「からすたろう」 ここ)は、いじめや教育の大切さを教える絵本です。子どもたちや教育関係に携わる人には読んでもらいたい本です。初めて本を手にする時は絵の印象が強いと思うのですが、「からすたろう」は、その独特の絵の雰囲気から初めためらってしまいました。でも、ちびと呼ばれたクラスの男の子が新しく来た先生に、自分の才能を育ててもらい周囲に理解してもらう内容は感動を呼びます。残念な事は「クロウ・ボーイ」という題でアメリカでは広く知られているのに、日本ではそれほど知られていない事です。教育というのは銅を金にするような錬金術ではなく、その人が持っている可能性を引き出す事なんだ、という当たり前だけど難しい事を分かりやすく教えてくれます。

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2009年3月12日 (木)

春の雑記

3/9は研修があり、都心に出かけました。春は三寒四温で気温が一定しませんが、この日はやや暖かめの気温。終わって外へ出ると雨の予報が外れて日もさしていました。帰る途中に寄った浅草橋は、もうひな祭りは終わり、端午の節句飾りがショーウィンドウを飾っていました。伊豆稲取で見た雛のつるし飾りの熱い思いもだんだん薄れていくのでしょうか。クラフトでつるし飾りを表現しようと作っていますが、季節はそれらを追い越してどんどん進んでいるようです。

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浅草橋に行くと必ず寄るようにしているのが、シモジマと光雲堂です。シモジマは有名な文房具用品やペーパーなどを売るお店ですが、光雲堂は、筆・墨・硯・書道用品の専門店です。このお店は地下にあるため、昔は全然気がつきませんでした。でも、和風のクラフトを作る時の豆衝立の飾りや、色紙などに使うようになってから覗くようにしています。知り合いのおばあさんから頂いた豆衝立は、脚がしまう時は平らになって、飾る時は脚として安定してくれる優れものです。おばあさんは15年前に使おうとして買っていたものですが、今もこの豆衝立は人気があるらしく、光雲堂でも売られています。色紙の柄は残念ながら同じではありませんが、白・生成り・金と三種類揃っています。
*アップしてから気がつきました~。(ρ_;)雛の字が違っていました。
 母に書いてもらう時、こう書いてと頼んだのだからしょうがありませんね。
 さぁて、どう修正するか・・・腕の見せ所です。

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話は変わりますが、若いタレントさんで好きな人の中に上野樹里さんがいます。あるところでポスターを見つけました。あれ、鼻の上に蜂が止まっている・・・と思ってキャッチコピーを読んだら笑ってしまいました。曰く ――わたしは誰よりも 長生きしそうな気がします。―― 爽やかな、笑顔と暢気な言葉、やっぱり可愛いなと思ってしまいます。

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今までの「エムズのひとり言」を本にしました。イラストも写真も小さくなりますが、良い記念になりました。

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2009年3月 5日 (木)

「義母とスーパー銭湯へ行く」の巻き

2月の中旬、茨城の義母の所へいつもの様に行ってきました。行く前に、義母の家に行く途中にある観音さまの祭ってある寺院に寄りました。ベルを押すと住職さんが来てくれるシステムのようです。息子二人にお札を買いました。前に寄った時も晴れて風の強い日でしたが、この日も風があり、至る所に置いてある風車がカラカラ音を立てて回っていました。

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困ったときに助けてくれる観音様や、子どもたちの味方お地蔵様。
そのせいか、寺院全体が慈愛に満ちている様に感じます。

その後、母との挨拶もそこそこに、伯母さんの所へ。伯母さんは先日風邪を引き、薬のせいか幻聴などがみられたようですが、行ったこの日はすっかり元気になっていました。あまり会話は出来ませんが、手を取ると握り返してくれます。ただ、やはり表情は辛そうで、家にいた時のニコニコした伯母さんとは違う表情です。「あまり会話が出来ないのよ」と母は寂しげでした。それから、母の言葉に背を押され、我が家お得意のスーパー銭湯に母を連れて行きました。これはあらかじめインターネットで調べておいたのですが、茨城にはあまりスーパー銭湯の数はありません。日頃、母は週に二日ぐらいしかお風呂に入らないということでしたので、大きなお風呂でくつろいで貰うことにしました。高濃度炭酸泉というのが、(ラムネ風呂とも言うらしいのですが)シュワシュワした泡で、温めの温度でゆっくり入れて面白がっていました。効能も、血流量アップ、疲労回復、高血圧の改善、関節炎の緩和、美肌効果、保温効果があるそうで、色々な種類のお風呂の中で一番人気でした。「体がポカポカしたわぁ~」という母の声に、少しホッとしました。

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家の玄関や廊下は、冬で家の中に取り込んだ花やサボテン類で一杯です。今の一番の楽しみは、毎週の各種韓国ドラマと、君子蘭の花が咲くことのようです。本当にお花が好きで、花に囲まれている母でした。

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2009年1月22日 (木)

つるし雛、下見しました。

友人と浅草橋で会いました。浅草橋では、いつものシモジマへ行くのも目的の一つですが、日本人形店の多い場所なのでつるし雛を見られたらと思っていました。駅に着いたときから駅のケースに吉徳の親王飾りやら、つるし雛が飾られていたので嬉しい限りです。でも、ウィンドウから撮影するとどうしても反射してしまいます。ガラス越しに撮影するのはとても難しい事が分かりました。シモジマは、シールやカードなどが多いので、バレンタイン関係や新入学などのグッズが充実していました。お昼をいつも魚がし日本一のランチで一休み。

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その後、ぶらぶら東日本橋方向に歩いていくと、又親王飾りやら、七人飾りがありました。値段も安いのから20~30万するものまで色々です。お雛様の襟元の十二単でも、本当にその為だけに金糸銀糸を織り込んである物もあると聞きます。義姉は木目込雛を長いこと作っていて、伝統工芸の技を習得し、数年前に朝日新聞社賞を取りました。お雛様を一年に二組ぐらいしか作れないほど手を掛けて製作していると聞いたことがあります。一年に一回の行事ですが、職人さんがしのぎを削って作品を発表する場でもあるのですね。つるし雛もいくつも見かけ、吊るしてある物もそれぞれ違い、飾っているだけでその場が華やかで可愛らしくなるような気がします。

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生まれた子が災いに会わない様にという、親の切なる思いを一つずつ込めてつくられている吊るし雛です。厄除けの為に赤色が多く使われているので、可愛らしい感じがするのかもしれません。

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上手く写真がとれなかったのでここにはありませんが、加賀てまりなどの手の込んだ飾りも飾ってありました。
今年は、伊豆の稲取温泉で開催される「雛のつるし飾りまつり」へ行く予定があり、本場でのつるし雛を鑑賞して、是非ミニ屏風の中で表現してみたいと思っています。

帰りにお茶の水の駅で乗り換ました。顔を上げるとものドカ~ンと大きな中田英寿の看板が。目力があるからでしょうか、ギョッとしました。

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小旅行での嬉しい発見!

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2009年1月15日 (木)

今年は1人で初詣

4日に息子も出かけ、連れ合いは腸の調子が悪く休んでいるので(後からロタ・ウィルスに感染していたことが判明しましたが、この時はタダの食べ過ぎ・飲み過ぎとしか思っていませんでした(ここ)。)それで、ひとりで府中の大國魂神社に行きました。この神社は前から知っていましたが、いつも高幡不動に行っていたので、行くのは初めてです。4日ともなると人は減っているのだろうなぁ・・と期待していましたが、予想は裏切られました。渋滞するほどではありませんが、人の列が出来ていて流れに乗って歩きました。両脇には屋台がたくさん出ていて、韓国料理やインド料理のシシカバブーなどもあり、国際色豊かです。

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さて、お参りを済ませて、いつも高幡不動でしたように、ちょっと願い事を書くために護摩(ごま)の木に願掛けしようとあたりを見渡しました。何かそれらしき場所に長い人の列がありました。4日でも活気があるのね、と感心して並んでいたのですが、前に並んでいたご婦人にご主人らしき人が紙を持って表れ、「列に並ぶ前に書いとくと良いらしいよ」と言っていました。私は何も書いてなかったので、前のご婦人に「申し訳ないのですが、すぐ帰ってきますので順番を取っておいてくださいますか?」と声を掛けました。「あぁ、どうぞ」と言ってくれたので急いで紙の置いてあるところへ行き、願い事を書きました。やれやれこれで安心、とお礼を言って又並びました。自分の番になったら、受付の巫女さんが「5000円からお志で頂いております」と言うではありませんか。護摩の木がそんなに高い訳はない、困ったな・・・せっかくここまで並んだのに・・・とちょっと迷いましたが、「どうも間違えて並んでしまいました」と謝ってそうそうにその場を離れました。慣れない場所ゆえの勘違いでしょうか。いえいえ、ご祈祷受付所と大きく書いてあるのに、護摩(ごま)の木に願掛けとすっかり思っていた私の思い込みでした。

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帰る道すがら、香港のおやき(中身は餃子の餡だそうです)シャーピンというのがあったので買いました。一個400円です。なかなか気難しそうなおじさんですが、味はいけます!ちゃんと皮から手作りで中に餃子の餡をいれ鉄板に焼き色を付けたらヘラで押してつぶします。中の餡もちゃんと味がついているのでおいしく食べました。おじさんに「好吃(おいしい)」と言うとちょっとだけ反応してくれました。京王線はほとんど行かないのでものめずらしく、楽しい一日でした。

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ヘラで押しているので結構大きな“おやき”です。

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2008年12月25日 (木)

母との一年

母が今の施設に入所してまる三年になります。大腿部骨折をして、車椅子になりましたが内臓に悪いところがないため、食欲は旺盛です。今年の夏、大冒険をしました。非常階段から手すりを伝わりながら四階から一階まで降りて、非常ドアのところで座り込んでいるところを職員の人に発見されました。まさかそんな事が出来るなんてと職員の方達も大変驚いたようです。誰もが骨折してそのままの足で、いくらお尻を着けて降りたとしても、そんな行動が出来たという事にびっくりしたのです。栄養士・ケアマネ・介護士・看護士の方達の尽力で2年間に10キロ減量したことで、体が軽くなったのも関係あるかもしれません。まぁ、しばらくはフロアーの職員の方達の監視が厳しくなったことは間違いありません。でもそれからは、落ち着いた生活を送っています。
母の記録として4年前からパソコンで母に関する出来事を残していますが、最近は写真を貼り付けたり、施設の記事で母が写っているのを貼り付けたりしています。なぜか記憶は苦手なのですが、記録なら続けられます。プリントアウトしたのを保存していますが、この12月で50ページになりました。

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今年も母と出かけたり、友人に食事会に付き合ってもらったりしました。「私、話すのが得意じゃないの」と言いながら、一番食べて、話をして楽しく過ごします。Mさん、Fさん、Nさん、お付き合いくださってありがとう。

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洋風の料理が好きなので、いつも食べないような料理をチョイスします。この日はカレーです。

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この日は、オムライスのほかに、ハンバーグもあるプレートとデザートをチョイス。

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好き嫌いはあまり無いかと思っていたら、お豆腐、こんにゃく、そしてなにより硬いものが好きでない事が分かりました。まぁ、歯が悪くなると誰でも硬いものが苦手になると思うので、今のうち私も精々硬い物を食べるようにしておこうと思います。母の胃腸が丈夫なのも、昔健康優良児(懐かしい言葉です。今はあるのでしょうか・・)だったからかも知れません。

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2008年12月11日 (木)

義母の家で過ごした一日

11月の終わりの三連休は、夫の実家に行きました。日曜日はトラックも少なく順調に車が流れていました。首都高を越える為に時々とんでもない渋滞に巻き込まれる事がよくありますが、「いつもこうだといいね」と思っても、こればかりは難しい事です。

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家に着いてから、家の庭木やら、つい最近、伯母さんの車椅子を入れるために玄関の飛び石が続いているのを止めて、コンクリートの通路にした工事の話などを聞きました。古い洋室(これは7月に手伝いに来た時、私とメイリーが泊まった部屋です)(ここ)のサッシを替えて貰ったそうで、開け閉めもスムーズで隙間風も入らず「こんなんだったら早く工事して貰えばよかった~」と義母は笑っていました。

今回は墨絵の展示会が終わり、公民館に戻ってきた作品を引き取りに行き、伯母さんの施設に会いに行くことと、そのついでに買い物に行くことにしました。その前に、電話機のボリュームをいつも“低い”にしてしまい、電話を掛けるとこちらの声が聞き取れない事が重なっていたので、“エムズの片割れ”さんがチューブのキャップを見つけて来て、そのキャップの高さを調整してボリュームに触れないように工夫しました。公民館に墨絵の作品を取りに行き、先生や生徒さん達にご挨拶しましたが、男の方が多くて驚きました。なぜなら、いままでお教室というとたいてい女性が圧倒的に多いという感じがしていたからです。ちなみに今回の作品のタイトルは「驟雨」(しゅうう)というにわか雨を題材にした力作です。

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伯母さんの所へいくと、私達にすぐ気がついて「ここ」というように手を上げて合図してくれました。元気に過ごしているようですが、ちょっと悲しげな表情が多かったのが気になります。その後、買い物を色々して、義母の冬の大好きな植物“葉ボタン”を買いました。義母は昔ながらの大きな葉ボタンが好きなのですが、やはり場所を取るせいか、ミニ葉ボタンの種類は多いのに、大きい葉ボタンのコーナーは去年よりあきらかに狭くなっていたようです。

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帰る途中に実家の近くの観音様のまつってある寺院に寄りました。結婚して32年、一度もこの寺院には行ったことがなかったのですが、子育てに関する観音さまだからか、七五三のお子さんや、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いている方などがお参りしていました。近くにありながらこういう寺院がある事を知りませんでした。後でネットで見ると、千二百年前からある寺院で、一切のお葬式は執り行わず、みんなの願いが叶う事を祈る祈願寺だそうです。風が吹いていたので、お地蔵様の持っている風車がくるくると回っていて、心に残る寺院でした。

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2008年12月 4日 (木)

粉末ウコンの作り方(洗浄からカプセル詰めまで)

今日は、前回に続いてウコンを洗うところから粉末にする所までを書いてみます。

まずウコンを洗うとき、ゴツゴツした箇所は切り離し、残っているヒゲは切ります。そして、前に友人からお借りしたマルチ洗浄器(ここ)が再び登場です。15分くらいこの洗浄器を回しますが、豪快な音と共にウコンが回る、回る・・・。後は洗い終わるのを待つだけ。洗い終わったウコンは、明らかにスッキリして綺麗になっています。

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私はウコンの匂いが嫌いではありません。少し、甘い香りがします。これをスライスするのですが、今回は大量だっため注意が散漫になり指を切ったりしました。ここまでの作業は快調だったのに、スライスの工程で暗雲が立ち込めました。スライスしてもスライスしてもまだまだ続くウコンの山・・・。日がかげる頃、ようやく大方を終了しました。

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スライスしてから、これをカリカリになるまで干すのですが、「天気が良いと外に出し、夕方にしまう」の繰り返しです。後からスライスしたのを足したせいか、層が厚くなってなかなか乾いてくれません。奥に写っているカヤつきのザルは大きいので、干すウコンの量も多く、途中でザルを振って濡れた所と乾いた所を交換する際も外へ飛び出さないので便利です。

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どうやら、9日目で乾いてカリカリしてきたようです。布団を干すがごとく、出したり入れたりするのもそろそろ終わりです。これをミルで挽けばウコンの粉末の完成ですが(ここ)、ウチはもう一工程があります。これをカプセルに詰めるのです。前はオブラートで包んで飲んでいましたが、上手く包めなかったり、ウコンの尖ったところが喉にあたったりしていました。カプセルに詰めると飲みやすいと聞いたので、早速やってみたところ、思った以上に飲みやすいのです。カプセルは薬局で買いますが、いろんな大きさの種類を取り揃えている店はそう多くはありません。大きいカプセルだと詰めるのには楽なのですが、飲みにくくなります。そういえば、前に飲んでいた外国のハーブのサプリメントはとても大きくて、時々喉にひっかかったりしていました。家族に飲ませたいのでここは飲みやすいサイズということになります。私は♯2というサイズを使っています。一箱100個入りで500円以上するので安くはありませんが、これだと家族も飲んでくれるのでせっせと空いた時間に詰めるようにしています。

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これがカプセル詰めにする時の用意するもの。ロートは大きいカプセルだと
すっぽり注ぎ口がはいるのですが、細いカプセルだとどうしてもこぼれてしまいます。

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こうしてウコンをカプセルに詰めて出来上がりです。
---新ウコン、出来上がりました---

(関連記事)
「粉末ウコン」の作り方
珍しい物:マルチ洗浄器とトルコのスリッパ

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2008年11月27日 (木)

畑仕事と収穫・そしてウコン再び

小春日和のある日、従兄弟の畑を借りて本格的に減農薬で農業をしている友人に、畑に連れて行って貰いました。ウコンを収穫するのが一番の目的です。ウチの庭でもウコンを畑の土やら豚糞やら入れて育ててみましたが、芽が出ませんでした。それで今回初めてウコンの葉っぱにお目に掛かりました。スラッと形良く伸びています。

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根っ子のところにウコンがついているので、傷つけぬようスコップで周りから掘っていって、後はグラグラ手で押し倒しながら抜いていきます。友人がスコップ、私が抜くという分担で一列ウコンを抜きました。それから長い葉を切って、ウコンについている長いヒゲも後で洗うときに面倒なのでここで抜いていきます。一人でやると辛くなりそうなこの作業も、二人で話しながらするとそれほど苦になりません。

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この日は、ウコン・小松菜・ほうれん草・サトイモ・大根・近江しょうが・ハヤトウリを収穫し、玉ねぎの畑にお水を撒いて終了しました。友人は本当に野菜作りに情熱を燃やしていて、今回こういう出来だったので次はこういう風に育ててみよう・・・と、来年の種まきやら、今後の課題やらを熱く語っていました。野菜の世話をするとやることが多く、一年はあっと言う間だそうです。じんわり疲れてきた体に友人お気に入りの“浜や”さんの和風だしのラーメンが沁みました。家に戻り、我が家のヤーコンを見てもらいました。なんだか葉っぱばかり大きくなり、引っ張ってみたら何も出来てないのでは・・・と心配しましたが、ズルズルとヤーコンが登場してくれました。ヤーコンは食べるだけを収穫して、すぐジャムにしました。ヤーコンジャムにすると日持ちがするからです。畑で収穫したものを色々頂きました。ハヤトウリは、ニンジンと炒めてきんぴら風にしました。新鮮だけに早く調理したり、保存したりしなくてはならないので、仕事が多くなります。

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ヤーコンは、剥いてからサラダにしても食べられますが、とにかく色が黒ずんでくるので
なぜか慌しく食べることになってしまいます。でも、お腹にとても良い野菜です。

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写真には写っていませんが、すっごく大きい大根もあります。
ウコンは友人と分けても袋にずっしり取れました~。
                        -----   続く   ---

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