« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009年2月26日 (木)

伊豆稲取の「雛の吊るし飾り」と河津桜の旅

友人と二人で伊豆稲取へ吊るし雛と河津桜を見に行こうという計画を立てていたのですが、仕事が忙しい友人の調整がなかなかつかず、2/21日・22日の土曜日と日曜日に行くことになりました。予約が遅かったせいで、行きはバラバラの席で行くことになりました。宿は、すでに稲取は一杯という事で、熱川のカターラ福島屋(お好みチョイス ボラボラというコースでした)へ泊まることになりました。カターラは、30数年前に今回のメンバーにもう1人友人を加えた3人で、若かりし頃に泊まったことのある宿でした。行きの席でご一緒したご婦人から「福岡の柳川が吊るし雛の発祥の地だそうですね」と言われてガァァ~ンとなってしまいました。福岡なら行ったことがあるのに気がつかなかった・・・と残念に思ったからです。後でネットで調べて見ると、日本三大つるし飾りとして有名なのが、山形・酒田市“傘福”、静岡・稲取“雛のつるし飾り”、福岡・柳川市“さげもん”だそうです。それから二日間熱川・伊豆稲取・河津を行ったり来たりする事になりました。
稲取の駅を出ると案内図を配っている係りの人がいて、その地図を見ながら、まず昼食を食べてからメイン公園雛の館に向かいました。昼食は、人が並んでいた徳造丸の金目鯛の煮付け定食です。なかなか食べ応えのあるセットの中に黄めしがありました。クチナシを入れて炊き上げた郷土料理だそうです。

P10401031

稲取の町は坂が多く曲がりくねっているので、地図だけでは分からず人に聞きながらメイン会場に到着しました。そして、又、道に迷いながらもう一つのメイン会場の“むかい庵”へ行きました。どちらも年代物のお雛様と、雛のつるし飾りでそれは綺麗でした。

P10401081

P10401091
ものすごい存在感です。

P10401111

P10401181

P10401411

女性の細かい手仕事には圧倒されました。それから一駅となりの河津へ行きました。河津桜の花の色が濃いためか、はかなげではなく、可愛らしい元気の良い桜の感じがしました。ライトアップされた桜を一目見てから、大急ぎで熱川まで戻り、宿に到着。4種類のチョイスが出来る夕食でしたが、量が多すぎて食べ切れません。でも、すっかり変わったオリエンタルなレストランのスタッフは、とても感じが良い方達でした。

P10401641

P10401731

次の日は、河津の桜をじっくり見ることにしました。河津の駅で10チャンネルのスーパーJチャンネルの名物コーナーの“東京見聞録”のアラン、サヘル、ケイティが撮影をしていたのでデジカメで撮りました。出来上がったら、アランがこちらを向いてピースしてくれていたのですね!撮っていて全然、気づきませんでした。この番組は2月25日に放送され、見ることが出来ました。

P10401911

ブラブラと、小春日和の桜と菜の花を見たり、お店を見たりしていたらオシャレなバックを発見。新聞紙三枚とちょっとでできているエコバック。なんと3キロの重さまで耐えられます。(牛乳パック三個分)四万十川新聞で作ったのが基になっているようで(ここ)、おじさんが取り寄せて更に工夫したようです。店に並んでいたなめこを買って100円でバックをゲットしました。

P10401971

P10401981

色々な楽しみを満喫した旅行でしたが、たった一駅の電車に乗るのに中央線のラッシュ並みの人の群れに飲み込まれ、荷物の多い私は、電車のドアにバックをはさまれたりしたのも良い思い出でになりました。

| | コメント (4)

2009年2月19日 (木)

中国語の生徒の息抜き

ビシバシと進む中国語も4月で“初級の上級”になるそうです。勉強はどんどん難しくなり、程度補語・方向補語までは良いとしても、可能補語・結果補語・状態補語になってくると難しくなってきました。暗記する文章も13課分あり、4級単語を覚える事、漢詩、地図など幅広く勉強しています。先生が書いた冊子「中国語初級学習における問題点」には先生の情熱が感じられます。語学習得だけなく、“奥行きのある言葉を習得してもらうには、その後に広がる世界を知ってもらわなければならない”と考えて、白地図を使って中国の省を覚えたり、世界の国々の中国語の読み方をコピーして教えてくれているのは、その表れだと思います。
中国語で注意するべきことは、「有気音」「無気音」の区別だと書いてあり、息が出るか出ないかでまったく言葉の意味が違ってしまい、旅行などで中国語を使ってみても通じなかった、というのもこの発音の難しさにあるようです。とにかく、基本文型をしっかり覚え、頭に入れれば、だいぶ会話は出来るようになるそうなのです。必要なのは、本文を使った置き換え練習、会話文を非会話文に直す練習、会話文の話題を使った簡単な作文などがあるそうです。
・・・とまぁ、先生の情熱の隙間をぬって生徒4人で先日ランチをしました。色んな心配やら悩みやら話しながら、おいしく食べて暫しの休息を楽しみました。帰ろうとしたら、大きな瓶に“冬虫夏草入り薬膳酒”が置いてありました。ミニグラスで一杯600円。瓶の中には冬虫夏草や、棗(なつめ)、朝鮮人参etc・・・。染み出たご利益ありそうな濃い色のお酒を見ながら、今度はこれを飲んでみましょうと、飲食には積極的な生徒でありました。

P10400481

色んな料理を頼んで分けることにしました。
P10400521

P10400531

よくゼラチンで固めてフルーツでごまかしてあるのがありますが、
本物は大人の味(?)です。
P10400541
下にある色々の薬草が琥珀色の中に染み出ているのですね~。

| | コメント (2)

2009年2月12日 (木)

ヒヨドリのサラダ

我が家の前の道路の向こうには小さな森があり、そのせいか色々な生き物が来る事があります。数年前には、近くに住んでいる友人の庭にモグラが出没した事がありました。あちらこちらに土の山が出来て、埋めてあった球根を掘り起こしたりしていたようです。その時は、モグラを撃退する薬品を穴に入れて退散して貰ったようです。
姑が冬に植えている葉ボタン。今年は家でも中くらいのからミニ葉ボタンまで植えていました。街路樹の下などにもよく植えられている葉ボタン。多分手が掛からず、しかも長持ちするから植えられているんだと安心していたのですが、気がつくと葉ボタンがどんどん小さくなっていきました。こんなに寒くても虫がいて葉ボタンを食べているかと思っていました。ところが、ある時、ふと玄関の前に置いてあるミニ葉ボタンを見ていたら、灰色の大きな鳥が降りてきて、ミニ葉ボタンの上に止まったではありませんか。そして、サラダの様に葉ボタンをむしり始めました。「こらー」と外に出ると鳥は慌てて飛び立っていきました。後で考えるにヒヨドリに似ています。そして、犬と散歩に出ている時、他のお家のお庭を見ると、鳥よけのネットを被せている鉢植えなどがあることに気がつきました。今年はエサが少ないのでしょうか。庭の方の葉ボタンは食べても良いけど、玄関の方は食べないでもらたいなぁ・・・と思っています。

P10309411

ご近所よりの頂き物。お花をいつも頂くYさんからのシンビジュームと、Mおばあさんから頂いた一個一個袋詰めされている茨城産のイチゴです。(一個200円だそうです。あまりのうやうやしさに見たときはビックリしましたが、イチゴも大きいのやら、白いイチゴやら、値段が張るもの、変わったものと普通のイチゴの二極化が進んでいるのでしょうか)

P10400351

| | コメント (4)

2009年2月 5日 (木)

三人の小人さんの話

ある寮が主催する新年会が2/1にありました。たまたまそこで話す機会があり、若い人の多い寮ですので、昔子どもたちに読んで聞かせたお話をしました。絵本のオマケに付いていた小さな冊子のような本でした。その本自体は失くしてしまいましたが、大筋は覚えています。心に残る物語でした。話をするに当たり、言葉だけでは分かりづらいと思い、A2判の大きな絵を描いて、それを見て頂きながら、話を聞いてもらうことにしました。

Img_22631

それは、三人の小人さんのお話です。三人の小人さんには、お爺さんがいて、お爺さんが病気になりました。小人さん達は、お見舞いに行くことになりました。でも、お爺さんの家は小人さん達の家から遠くにあります。お爺さんの家に行くルートとしては、山を越えて行くコース(これは一番早くお爺さんの家に着けます)、森を抜けて行くコース(これは一番時間はかかりますが、道は平坦です)、谷を下っていくコース(二番目に早く着くコースです)、の三つがあります。小人さん達は相談しましたが、なかなかまとまらず、三人が別々の道を行くことにしました。夕方小人さん達は、時間は違いますが、三人ともお爺さんの家に無事に着きました。そこでお爺さんは三人にそれぞれ聞きました。
山を越えてきた小人さんにお爺さんは尋ねました。「それで、山の道はどうだったんだい?」「山の道はね、登るのがとっても大変だったね、でも頂上まで行ったらそれは素晴らしい景色だったんだよ」森を抜けてきた小人さんにお爺さんは尋ねました。「それで、森の道はどうだったんだい?」「森の道はね、歩くのはトコトコ歩けたよ。でも、暗くて何にも見えなかったね」谷を下ってきた小人さんに尋ねました。「それで、谷の道はどうだったんだい?」「谷の道はね、降りるときが大変だったよ。でもね、降りたら川が流れていたんだ、それで一泳ぎしてきちゃった」

絵本と言うのはそれを読んだ人が何を感じるのかはそれぞれ違うと思いますが、私はこの話からどのコースを行ってもそれぞれに苦しさもあるし、楽しさもあると感じました。不景気になればなるほど、お得情報が溢れ、こちらに行くとこんなに安い、あちらに行けば損しないという情報が氾濫しています。損をするものかと目を凝らすより、自分の信じる道を行きながら、そこで出会ったことを楽しんだ方がずっと歩きやすのではないかと感じています。

話は変わりますが、お菓子のプレゼントが送られて来ました。女の人には多いと思いますが、中身も嬉しいけど外側の箱とかケースとかも嬉しいものです。とてもシックな編んだ籠でしたので、さぁて、何を入れようかな・・・と考えています。案外貯め込んでいても、適当な使い道がなくていつまでも引き出しの中にあるなんて事もありますが、これは文箱入れとして使おうと思っています。

Img_22601
Img_22621
お菓子でした。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »