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2008年12月

2008年12月25日 (木)

母との一年

母が今の施設に入所してまる三年になります。大腿部骨折をして、車椅子になりましたが内臓に悪いところがないため、食欲は旺盛です。今年の夏、大冒険をしました。非常階段から手すりを伝わりながら四階から一階まで降りて、非常ドアのところで座り込んでいるところを職員の人に発見されました。まさかそんな事が出来るなんてと職員の方達も大変驚いたようです。誰もが骨折してそのままの足で、いくらお尻を着けて降りたとしても、そんな行動が出来たという事にびっくりしたのです。栄養士・ケアマネ・介護士・看護士の方達の尽力で2年間に10キロ減量したことで、体が軽くなったのも関係あるかもしれません。まぁ、しばらくはフロアーの職員の方達の監視が厳しくなったことは間違いありません。でもそれからは、落ち着いた生活を送っています。
母の記録として4年前からパソコンで母に関する出来事を残していますが、最近は写真を貼り付けたり、施設の記事で母が写っているのを貼り付けたりしています。なぜか記憶は苦手なのですが、記録なら続けられます。プリントアウトしたのを保存していますが、この12月で50ページになりました。

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今年も母と出かけたり、友人に食事会に付き合ってもらったりしました。「私、話すのが得意じゃないの」と言いながら、一番食べて、話をして楽しく過ごします。Mさん、Fさん、Nさん、お付き合いくださってありがとう。

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洋風の料理が好きなので、いつも食べないような料理をチョイスします。この日はカレーです。

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この日は、オムライスのほかに、ハンバーグもあるプレートとデザートをチョイス。

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好き嫌いはあまり無いかと思っていたら、お豆腐、こんにゃく、そしてなにより硬いものが好きでない事が分かりました。まぁ、歯が悪くなると誰でも硬いものが苦手になると思うので、今のうち私も精々硬い物を食べるようにしておこうと思います。母の胃腸が丈夫なのも、昔健康優良児(懐かしい言葉です。今はあるのでしょうか・・)だったからかも知れません。

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2008年12月18日 (木)

中国スタイルと落ち葉

中国語の先生が対句を載せてある本を持って来てくれました。お正月に年賀状に添えると良いからとコーピーしたのもくれました。「皆さんが中国に行った時は、一冊買うと良いですよ」と話していました。
対句とはWikipediaによると----行連(にぎょうれん;二行連句、対句、couplet, カプレット、カプリット、クプレ)は2行で1組の韻文(詩)。通常押韻され、同じ韻律を持っている。文化によっては、それぞれの文化に関連した装飾的な伝統を持っている。-----
例えば、  山明水秀  鳥語花香  の様に対をなして表現するものです。祝い事などに添えたりします。
ざっと見ても、例えば結婚の祝いの対句も春の結婚式・夏の結婚式・秋の結婚式・冬の結婚式のように分かれていたり、お誕生日も何歳のお祝いに送る対句かでそれぞれ違います。今度の年賀状に添える言葉として使ってみようと思っています。

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その中国語の教室の生徒さんの中に写真家で、画家としても活躍されている人がいます。教科書でチャイナドレスの事が出てきた時、「撮影用にあるから今度もってきましょう。」とおっしゃって女性軍から歓喜の声が上がりました。次の授業の時、早速一式持ってきてくれました。生徒が数人着せて貰いましたが、チャイナドレスは、横を留めるだけなので脱ぎきが簡単で、頭にかぶる西太后の様な飾りはゴムと紐で簡単に乗せることが出来ます。服の下にぽっくりみたいな、高下駄の様な宮廷で使用したという靴を履きます。そうして、扇子を持つと、あら、不思議。昔の女官の出来上がり。事務室の女の子が着たのを撮影させて貰い、周りをクラフトでちょっと飾ってみました。雰囲気が伝わるでしょうか。

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話は変わりますが、愛犬のメイリーと散歩していてハラハラと落ちる落ち葉を見ていたら、突然“葉っぱのフレディ ”という絵本を思い出しました。

大きな木の太い枝に生まれた、葉っぱのフレディのおはなし。
春に生まれたフレディは、数えきれないほどの葉っぱにとりまかれていました。はじめは、葉っぱはどれも自分と同じ形をしていると思っていましたが、やがてひとつとして同じ葉っぱはないことに気がつきます。
フレディは親友で物知りのダニエルから、いろいろなことを教わります。自分達が木の葉っぱだということ、めぐりめぐる季節のこと...
フレディは夏の間、気持ちよく、楽しく過ごしました。遅くまで遊んだり、人間のために涼しい木陰をつくってあげたり。
秋が来ると、緑色の葉っぱたちは一気に紅葉しました。みなそれぞれ違う色に色づいていきます。
そして冬。とうとう葉っぱが死ぬときがきます。死ぬとはどういうことなのか...ダニエルはフレディに、いのちについて説きます。「いつかは死ぬさ。でも”いのち”は永遠に生きているのだよ。」
フレディは自分が生きてきた意味について考えます。「ねえダニエル。ぼくは生まれてきてよかったのだろうか。」
そして最後の葉っぱとなったフレディは、地面に降り、ねむりにつきます。


その葉っぱと同じような葉っぱが一杯道路に重なっていました。どうしても、もって帰りたくなって、一枚拾いました。仲間と共に眠っているフレディを暫しの間、居間において置きました。

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2008年12月11日 (木)

義母の家で過ごした一日

11月の終わりの三連休は、夫の実家に行きました。日曜日はトラックも少なく順調に車が流れていました。首都高を越える為に時々とんでもない渋滞に巻き込まれる事がよくありますが、「いつもこうだといいね」と思っても、こればかりは難しい事です。

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家に着いてから、家の庭木やら、つい最近、伯母さんの車椅子を入れるために玄関の飛び石が続いているのを止めて、コンクリートの通路にした工事の話などを聞きました。古い洋室(これは7月に手伝いに来た時、私とメイリーが泊まった部屋です)(ここ)のサッシを替えて貰ったそうで、開け閉めもスムーズで隙間風も入らず「こんなんだったら早く工事して貰えばよかった~」と義母は笑っていました。

今回は墨絵の展示会が終わり、公民館に戻ってきた作品を引き取りに行き、伯母さんの施設に会いに行くことと、そのついでに買い物に行くことにしました。その前に、電話機のボリュームをいつも“低い”にしてしまい、電話を掛けるとこちらの声が聞き取れない事が重なっていたので、“エムズの片割れ”さんがチューブのキャップを見つけて来て、そのキャップの高さを調整してボリュームに触れないように工夫しました。公民館に墨絵の作品を取りに行き、先生や生徒さん達にご挨拶しましたが、男の方が多くて驚きました。なぜなら、いままでお教室というとたいてい女性が圧倒的に多いという感じがしていたからです。ちなみに今回の作品のタイトルは「驟雨」(しゅうう)というにわか雨を題材にした力作です。

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伯母さんの所へいくと、私達にすぐ気がついて「ここ」というように手を上げて合図してくれました。元気に過ごしているようですが、ちょっと悲しげな表情が多かったのが気になります。その後、買い物を色々して、義母の冬の大好きな植物“葉ボタン”を買いました。義母は昔ながらの大きな葉ボタンが好きなのですが、やはり場所を取るせいか、ミニ葉ボタンの種類は多いのに、大きい葉ボタンのコーナーは去年よりあきらかに狭くなっていたようです。

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帰る途中に実家の近くの観音様のまつってある寺院に寄りました。結婚して32年、一度もこの寺院には行ったことがなかったのですが、子育てに関する観音さまだからか、七五三のお子さんや、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いている方などがお参りしていました。近くにありながらこういう寺院がある事を知りませんでした。後でネットで見ると、千二百年前からある寺院で、一切のお葬式は執り行わず、みんなの願いが叶う事を祈る祈願寺だそうです。風が吹いていたので、お地蔵様の持っている風車がくるくると回っていて、心に残る寺院でした。

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2008年12月 4日 (木)

粉末ウコンの作り方(洗浄からカプセル詰めまで)

今日は、前回に続いてウコンを洗うところから粉末にする所までを書いてみます。

まずウコンを洗うとき、ゴツゴツした箇所は切り離し、残っているヒゲは切ります。そして、前に友人からお借りしたマルチ洗浄器(ここ)が再び登場です。15分くらいこの洗浄器を回しますが、豪快な音と共にウコンが回る、回る・・・。後は洗い終わるのを待つだけ。洗い終わったウコンは、明らかにスッキリして綺麗になっています。

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私はウコンの匂いが嫌いではありません。少し、甘い香りがします。これをスライスするのですが、今回は大量だっため注意が散漫になり指を切ったりしました。ここまでの作業は快調だったのに、スライスの工程で暗雲が立ち込めました。スライスしてもスライスしてもまだまだ続くウコンの山・・・。日がかげる頃、ようやく大方を終了しました。

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スライスしてから、これをカリカリになるまで干すのですが、「天気が良いと外に出し、夕方にしまう」の繰り返しです。後からスライスしたのを足したせいか、層が厚くなってなかなか乾いてくれません。奥に写っているカヤつきのザルは大きいので、干すウコンの量も多く、途中でザルを振って濡れた所と乾いた所を交換する際も外へ飛び出さないので便利です。

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どうやら、9日目で乾いてカリカリしてきたようです。布団を干すがごとく、出したり入れたりするのもそろそろ終わりです。これをミルで挽けばウコンの粉末の完成ですが(ここ)、ウチはもう一工程があります。これをカプセルに詰めるのです。前はオブラートで包んで飲んでいましたが、上手く包めなかったり、ウコンの尖ったところが喉にあたったりしていました。カプセルに詰めると飲みやすいと聞いたので、早速やってみたところ、思った以上に飲みやすいのです。カプセルは薬局で買いますが、いろんな大きさの種類を取り揃えている店はそう多くはありません。大きいカプセルだと詰めるのには楽なのですが、飲みにくくなります。そういえば、前に飲んでいた外国のハーブのサプリメントはとても大きくて、時々喉にひっかかったりしていました。家族に飲ませたいのでここは飲みやすいサイズということになります。私は♯2というサイズを使っています。一箱100個入りで500円以上するので安くはありませんが、これだと家族も飲んでくれるのでせっせと空いた時間に詰めるようにしています。

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これがカプセル詰めにする時の用意するもの。ロートは大きいカプセルだと
すっぽり注ぎ口がはいるのですが、細いカプセルだとどうしてもこぼれてしまいます。

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こうしてウコンをカプセルに詰めて出来上がりです。
---新ウコン、出来上がりました---

(関連記事)
「粉末ウコン」の作り方
珍しい物:マルチ洗浄器とトルコのスリッパ

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